闘え!何を!?人生を!

ぬぁぁぁ~~ん(≧Д≦)

っとなって死にたくなることが多々ある。みなはこんな感覚ないのだろうか?

内閣府が今年1月、20歳以上の3千人を対象にアンケートした結果、「4人に1人が今までに自殺を考えたことがある」という統計が出たらしい。いくらなんでも少なすぎだ。

 例えば昨日だ。民法定期テストで満点を取り、教授に褒められた帰り道、ニコニコ笑顔で駅前のスーパーで夕御飯の食材の買い物していたときだ。

「二浪したんだからそんなのとって当然でしょ」

レジのお姉さんが目でそう言っていた。見渡せば周囲の買い物客も 意気揚々なぼくを見てニヤニヤと笑っていた。

まただ、また始まった。

先程までの浮いた気分は一瞬で吹き飛び、レジに並んでいる間終始顔を下げそそくさと買い物を済ませたぼくは、トボトボと家へ向かった。被害妄想の誇大妄想だということは自分でもわかっている。

ニヤニヤしながら見れるほど、ぼくというコンテンツが面白くないのは百も承知だし、第一、レジのお姉さんがぼくが二浪だということすら知るはずもない。しかし、こうした統合失調症並みの被害妄想というのは、ほぼ毎日ぼくを襲い、絶望の淵へと追いやってくる。

「今の人は心の中でぼくのことを笑っていたに違いない(´;ω;`)」というのはまだ可愛いもので、最近では通行人は愚か、「通り過ぎた車の中の人に笑われた(´;ω;`)」とひどい思い込みで気を落とすことがあるぐらいだ。

 我々文弱者は、外を歩いているだけで自殺に追いやられるほど、自殺という存在は身近にある。

寝る前にもいろいろと死にたくなる。

小学生の頃の恥ずかし思い出

中学生の頃の後悔している出来事

高校の頃のトラウマ

そして今のいろんなやなこと………


これらが束となって襲いかかってくるものだから、(≧Д≦)ンァーと奇声を上げながら頭をむしってしまう夜もしばしだ。

そんな態々自分を虐めるような、マゾヒスティックな毎日を生きるため、ぼくの精神衛生はもうだいぶ廃れてる。自殺を考えたことのない週なんてこ↑こ↓最近は一度もない。それでもぼくは生きている。なぜか?それはひとえにコイツらのおかげだ。

ますはセント・ジョーンズ・ワード(*´∀`*)

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うつ病や不安障害の緩和に使われるハーブで、デパケンと類似した効用がある。プラシーボ効果かもわからないが、飲んでいてスッゲェ~落ち着くぅ('∀`)

次がL-チロシン(゚∀゚ )

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脳の神経伝達細胞を活性化させ、ノルアドレナリンドーパミンを増加させてくれる。大量の口内摂取では吐き気や頭痛などの副作用があるものの、大量に飲んだらなんだかバッキバッキにハッピー(゚∀゚ )になれるサプリメント

最後にストレス解消材ハッピーキャンバー(´ρ`)

 

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‘あなたの神経を鎮めてストレス を解消し、気分がよくなるようサポートすることで知られる薬草のブレンドを配合しています’(´▽`)ニッコリ

これらのメインサプリメントに加え、

・眠れない夜に飲む錠剤ハーブのバレリアン

・2錠で青年男性に必要なマルチビタミン が3日分も取れるというcountry&life社特有のOD錠剤 VitaminC

・ODしナイアシンフラッシュを起こすことにより体の血管を拡張させ、サプリメントの摂取効率を倍増させてくれるnow社のniacin

・そして、うつ病、ストレス、不眠症、物忘れ認知症などの脳や精神の病気の治療法や効果効能のある と言われている大豆イソフラボンを積極的に摂取することを主眼とした大豆三昧の食事(納豆2パック/日 おから豆乳1パック/日)

ぼくはこれらを組み合わせた、何とも健康的なサプリ生活を送ることで、なんとかここまで生きいてきたと言っても過言ではない。

「嫌なことがあったらサプリに逃げよう!」

うむ、なんとも健全な標語だろうか。酒に逃げるなんかよりも100倍ましだ。栄養分はサプリで摂取し、食費はめいいっぱい削った。ぼくはこれを‘仙人生活’と呼び、とても気に入っていた。空腹時に多種多様なサプリを調合しODすればそれが向精神薬となり、パチパチと電流火花を脳内で上げることで、現実の嫌なことから逃れることができたからだ。


そんな綱渡りのような生活にも最近終わりが来た。

 

ことのはじめはぼくの心無いひとこと、いや、ふたことだった。ただの冗談のつもりだったがそれはそれだけでは収まらず、回りまわってある女の子を傷つけてしまったのだ。

被害妄想の誇大妄想で日ごろ鍛えている分、被害者になることなら慣れっこだから、 大したことではないが、『自分が彼女を傷つけた、加害者になった』 という事実は心にグサッときた。好意を持ってくれてた女の子を傷つる、クズ野郎になってしまったとは……

(≧Д≦)ンァー


と叫ぶだけでは物足りず、その夜いつも以上のサプリを酒で流してODをキメ込んだ。わずか10分ほどで、知覚が完全に変容してしまっていることに気づく。脳みその大切なネジが500本ほど音を立てて弾け飛び、グラグラと部屋の畳が揺れ始め、身も心もぐねぐねと曲がった。思い出すのも恐ろしい、多重連鎖のシンクロニティー。目の前にはクトゥルフの世界が広がった。それなのに……それなのに……うぅ……


 あるいはそれもサイケの効果だったのか、知らないあいだに時がジャンプし、気づいた頃には夕暮れ時だった。布団と服の襟元が赤に染まっていた。窓から差し込む西日のせいではどうもないらしい。時代錯誤の‘吐血’というやつのようだった。文弱青年もここまで来たら文化遺産だね(・∀・)b

(歯磨き中も吐血は止まらず、やべぇよやべぇよ)

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 嬉し恥ずかし初吐血にオロオロ怯えながら、結局その日は家から出ることはなかった。むろん、赤飯も炊かなかった。翌日、近所の総合病院に駆けつけた。内科や消化器科に回されていろいろと診察を受けた。レントゲンを取られたかと思えば血を抜かれ、平日なのにご年配で賑わう(当然か)待合室で待たされること1時間、何故か心療内科に呼び出されて、聞かれたことは、

「最近何か辛いことはなかったかな?」

の一言。

「むぅ~辛いことですかぁ~(´ρ`)。oO(特にないかな)」

診療科のその先生が話してくれたことには、吐血の原因は日々のサプリメントODによる内蔵の酷使だったらしい。まぁ、もっともか。それよりも驚いたことには、医者に女性ホルモンの投与を疑われたこと。なんでも血液検査でついでにわかったことには、血中のホルモンバランスが悪いそうな。男性ホルモンの減少が見られると。たしかに、ここ最近はヒゲをそる頻度が落ちた気が…………


もうダメみたいですね(゜レ゜)


 思い当たる節をいろいろと医者に話した結果、外国のサプリメントと大豆生活がそれに該当した。粗悪なサプリメントは副作用で、女性ホルモンの増加を促すことがまれにあるそうな。そしてなにより、日々の大豆生活で摂取していたその大豆には女性ホルモンと化学構造が似ている大豆イソフラボンが含まれており、これの過剰摂取はまた…………(´▽`)


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(まだふっくらとしていたころ、去年のぼく)

 

これが↓

 

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(妹に似初めて来た4月頃のぼく)


こうなって↓

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(体重が48㌔を切った現在のぼく)

こうなった

 写真で見ると分かりやすい。ひとりの文弱青年の病んでいく過程である。たしかにこいつァやばそう((((;゚Д゚))))

人生に絶望しているとは言っても、今ではないどこかに逃げたいだけなんであって、死にたいわけでも、オカマになりたいわけでもない。この男という性でやり残したこともいっぱいあるo(TヘTo)

薬は特に出されず、サプリメントを控えることと、生活習慣を改善すること、この二点だけをきつく指示されて、その日の診察は終了した。


 家に着くころにはもう17時で、日もだいぶ沈んでいた。ため息が出るばかりでしょうがなかったので、その日はすぐに布団に入って寝逃げをキメ込んだ。いろんな夢を見たことは覚えているが、内容はさっぱり覚えていない。

16時間睡眠の後、窓から入ってくる眩しい日差しに起こされた。神々しいまでの光が部屋一面の邪気をなぎ払い、うすらトンカチなぼくの生活を浄化する、そんな気分がした。目覚めのいい、気持ちの良い朝だった。窓の外には運送会社のトラックが停車していた。隣の公園からは子供たちの遊ぶ声が聞こえる。

アパートに新たな隣人が引っ越してくる冬、
村いっぱいの子供かなの冬、
深く静かに迷走する冬、

「これからぼくはどうすればいいんだろう?」

その日の夜、近所のエスニックカレー屋さんへと続く長い一本道をトボトボと歩きながらそう思った。

「闘え!何を!?人生を!」

つぶやかざるを得なかった

「闘え!何を!?人生を!」

とにかく今日はカレーを食べよう

「闘え!何を!?人生を!」

とっても辛いカレーを食べて、ナチュラルハイでトリップしよう

「闘え!何を!?人生を!」

そういえばカレーのルーの成分も元々はハーブなんだよなぁ

「闘え!何を!?人生を!」

おお、見よ、夜空にはお饅頭のようなお月様が輝いているではないか!

「闘え!何を!?人生を!」

ツァラトゥストラもあの月に照らされて悟りに至ったに違いない!

「闘え!何を!?人生を!」

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 キチガイめいた妄想をふくらませながら、ネパールカレー屋のドアを開いた。幻想の月はピカピカと冬の朝空に輝いていた。ぼくを照らし、月はいつまでもそこにあった。