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文弱日記

文学とサブカルとお役所生活

Access研修

エッセイ

最近、総務省の自治体研修とやらで通信教育によるAccess研修を受けている。

 

「うちの自治体で10人しか出せない」という研修らしく、だれでも受けれられるものではない。応募するにも課長による推薦を受けないといけない、というものにも関わらず、4倍もの倍率を誇る人気な研修だった。なんせ、Accessの教材が無償でもらえ、その技術も通信教育を通じて身に付けることができる、と謳われているのだから、意識の高い若手職員がこぞって推薦を取り付け応募したのである。

 

それまでぼくはAccessというソフトを全く知らなく、というか認知すらしてない有様だったが、課長から半ば強引に推され応募したこになり、無事研修の受講通知をいただくことができた。そして現在受講生も身なのだが、これが期待はずれの研修だった。

それは以下の3つの点からである。

 

1.通信教育のちゃっちさ

総務省から貰った市販の教材を元に、eラーニングサイトの自己アカウントを通じて自宅のパソコンから受講する、という通信教育なのだが、これがまずちゃっちい。

どこがちゃっちいかというと、ズバリそのeラーニングサイトの仕様である。

 

『音声ボタンをクリックすると、教材の該当単元の音読が始まる!』

 

そう、何を隠そうこの通信教育とは、通信教育とは名ばかりの、「一方交な音声読み上げ」だったのである。むしろ一人で教材読んでる方が捗るわい!

しかし、ちゃっかり『成績』という機能により音声再生時間はしっかり"上”(おそらく総務省か人事部)に報告されるという監視機能付き。それつけるくらいなら、もっと本体の改善の余地はあるだろうに……。

 

 

2.肝心のAccessが無!

小学生の頃、ぼくのクラスメイトには家が貧乏でゲーム機が買えず、しょうがなく攻略本を買って読むだけでゲームをしている感覚に浸る哀しき"ごっこ遊び”をしている子がいたが、この研修もまさにそれだった。

 

Accessの教材は渡されどAccessのソフトそのものは配布されないのだ!』

 

Accessなんてプロ仕様のソフトがデフォで自宅のWindowsに入っているわけもなく、また定価2万以上もするそのソフトを、今回の研修のためにホイホイと買うことも出来ない。

ぼくら研修生は、手元のAccessの教材を読み、パソコンから流れる読み上げの音声を聞きながら、まだ見ぬAccessに触れている“つもり”で研修を進めねばならなかった。

攻略本ばかり読んでいた彼が果たして強いスマブラプレイヤーになれたかは謎であるが、ぼくらAccess童貞の研修生にも、「実物のAccessを果たして教科書通りに扱えるか」ということに対する一抹の不安がある。

 

 

3.肝心のAccessが無!!

みなさんは今までAccessというソフトを触ったことはあるだろうか?

ぼくはない。そして、職場の人もない。さらに言えば、この役所の人もないのではないかと思う(憶測)。なぜならば、うちの役所内において

 

Accessというソフトが入った端末を見たことないからである。』

 

今回の研修で知ったことだが、Accessというのは商品管理という方に特化した、その方面におけるExcelの上位互換のようなソフトだ。つまり、Accessでできることは大概はExcelでもできるのであり、職場においては汎用性、認知度がともに高いExcelのほうが重宝される。それに何より上述したが、Accessは高価なのである。役所においてわざわざ高い経費を払って導入するメリットなどない。そんなわけで、Accessを学んだからといって、披露する場がないのである(そもそもソフト自体がない)

 

 

この研修を受けて、ますます総務省に行きたくなった。総務省に入省したら、まずこういった地方自治体の実情を考えない無駄な研修をなくしていきたい。