文弱日記

文学とサブカルとお役所生活

妻と暮せば

結婚してまだ3ヶ月も経たない新婚だけど、1年くらい同棲期間を経ての結婚だったため、その言葉に伴うような甘い期間は遠に過ぎた。

「ぽきお(仮名)くんは新婚だから早く帰りなよ」

と言われ帰らされても、公園でブランコを漕ぎ帰宅時間を遅らせる日もあれば、疲れたふりして早く寝る夜もある。

 

「芋虫」「陰獣」「人間椅子」等奇妙奇天烈なタイトルが並ぶ江戸川乱歩作品の中でも「妻を恋した男」が最も巧妙な言葉遊びに感じられるようになったこの頃。

 

そんな日々だけどやっぱり結婚はいいものだと思う。「子供には水泳を習ってほしい」だとか「老後は田舎で過ごしたい」だとか、ふたり一緒の未来について当たり前のように語り合うことができる。そこに気恥ずかしさはない。

ずっと一緒にいられる保証はないし、もしかしたら近い将来、ぼくが三行半を突きつけられるかもしれない。けれど、ただ漠然と「この人とは死ぬまで一緒にいる」という思いが共有できているこの関係が心地良い。

 

木曜の夜は妻と近代麻雀の話になり、彼女が麻雀のルール忘れた、ということで押し入れからむかし使ってた麻雀牌を出し、ふたりで徹マンをした。

 

火曜の朝は出勤前に朝ごはんを食べながら妻から「君に届け」のあらすじを聞いた。「島耕作なら出会って2ページでファックしてるよ」と言ったら怒られた。

 

付き合ってるだけの関係では、もっとロマンチックな時間を過ごすことに躍起になって、こういう風景は共有できなかった。

 

何が言いたいかというと、そうです。落ちのない惚気話。