すみません。
年明け初のブログ更新です。
毎日何もなさすぎて書くことがなくて、気づけば1月は終わろうとしてる。
浪人期は不安だったし、大学時代は孤独だったけど、今は小さいながらも安定した定職にも就き、結婚までした。家も決めた。
もう人生だいぶ固まってきたので、あとやることと言えば宗教選択とこれまでの後悔ぐらいしかない。
そういうわけで、年末から年明けにかけて、キリスト、中村天風、シーク教と様々な宗教施設にお邪魔して話を聞いてきた。中でもしっくりきたのがシーク教。
……とシーク教の話を書き進めようとも思ったがやっぱやめた。
だってつまらなかったから。
面白い体験をしようと動き回っても、ここのところ何も心動かされない。
「ブログにでも書こうかな」
と思えるくらいの体験が、最近これっぽっちもない。
これが安定ってことなんかな……
それでもブログは定期的に続けていくと決めているから、今回はツイッターのフォロワーさんの話。初恋には気をつけてね、という話だ。
登場人物は片や魔性の小娘、片やマジメで純情すぎるオタクの東大法学部生。
登場人物の紹介だけでこの話がアンハッピーエンドの喜劇だということがわかる。
年齢21歳の女性、社会人。仮に名前をMさんとしよう。彼女はぼくのツイッターのフォロワーだ。
彼女とはたしか、ツイッターのエホバの証人関係のコミュニティで知り合い相互フォローになった。ぼくがまだ結婚する前のことだから、2年くらい前だったと思う。
エホバの2世にして「エホバに人生を壊された」という被害者で、家庭環境は宗教のせいでめちゃくちゃだ。
そこで生まれ育った彼女は、10歳そこそこで両親に見切りをつけ祖母の家に逃げ込んだ。以来祖母の家で暮らした。
両親とは年に数回顔を合わせるくらいの距離を取っている。
「やっぱエホバってホースで折檻されたりした?」
初めてオフしたとき、とぼくが興味津々に聞けば、
「ホースで殴る折檻なんて見たことないよwけど、実の子を悪魔扱いすることが多々あった。そういう言動を取られたときは体罰の何倍もキツかったなー」
と彼女。
自分の不幸な生い立ちを笑顔で語る女性にぼくは弱い。
「もう少しぼくが若ければ恋に落ちてたなー」と思った。
身の程はわきまえている。彼女からは絶対所帯じみることのないであろう危険な匂いがした。
彼女は専門卒の看護師。
「女の私が親に依存しないで自立して生きるにはこれしかなかった」
と彼女は言う。とても賢い女性だと思った。その後働きながら慶應義塾大学法学部に受かっちゃうんだから実際とても賢い。
そんな彼女が「法学の勉強に役に立つと思って…」
と言って使い始めたのがかの有名なTinder。いわゆるマッチングアプリ、出会い系だ。
「高卒で法学に興味があって学びたいと思ってます!」
なんて書けば、たちまちたくさんの高学歴とマッチングできるんだよね。
弁護士もいれば法学部の教授もいたし、東大生なんてざら。みんな私が"高卒"ってプロフィールに書いているのに反応して、
「教えてあげよっかー?」
なんて上から目線で来るから、まったく家庭教師や教材に困らないの。
オフパコ?やらないやらないwだって私好きな人いるしw
嘘だなーと思った。検知している範囲だけでも少なくとも二人とやっている。
そんな彼女がある日マッチングしたのが、現役東京大学法学部生の初恋未経験の男性だった。
今にして思う。「初恋未経験でTInderなんかやるなよ」と。
純粋と素朴と繊細を絵に描いたような青年だ。「女性経験がない」ことをいじられるのをいたく嫌っていた。
そんな彼が彼女にガチ恋してしまい始まる悲惨な初恋の話……
という話なんだけど、気が乗らないからやっぱここで書くのやめる。
だって人の初恋を笑ってはいけない。