2019-01-01から1年間の記事一覧

ムーミンぐらんぷり

本日出社すると同僚にM-1グランプリの話を振られた。 「今朝めざましテレビで出てたね」 と応える。 めざましテレビなんて見てないけど、適当な相槌。彼が話を続ける。 M-1グランプリ、昔は大好きでDVDまで借りて繰り返し観てたけど、ここ数年は全く観ない。…

mixi×ブタメンコラボ

元カノの今を見るために、久しぶりに開いたmixiのホーム。 この広告を見つけ声を出して笑ってしまった。 (元カノのmixiの更新は2014年を最後に途絶えており、そこには楽しそうに笑うふたりの写真が残っている。)

パンのみで生きる

帰り道、妻と義母の話をした。 「あの人は何で死にたがっているんだろうね」 妻の母がまた自殺未遂をしたらしい。 いつも思っていることをぼくは口にする。 「お金もたくさんあって、働く必要もないなら、気ままなニート生活。 いいじゃん、何にも病むことな…

あのとき、将来のこと

数年前、サークル女先輩の内定祝い飲み会でのこと~~ 「ところで、みんなはもう就活のこと考えてるの?」 「おれは一応インターン2社受けてるよ」 「働く気ないんで、いちおう法科大学院に行こうと思ってます」 「ぽきおくんは?」 「まだそんな焦る時期じ…

後輩とバーで飲んで

高校時代は強豪の剣道部に入っており、週7で部活漬けの灰色の青春。 楽しかった思い出といえば、女性の先輩が部の掟を破りSNSを利用していたのが顧問にバレ、防具なしで突きを喰らい肋骨が折れたことぐらいだ、と後輩は言った。 え、なにそれは…… とコメント…

夜道の会話

自分の人生で主役を演じている人に会うと「素敵だ」と思う反面、自分の生き方に負い目を感じてしまう。 「わたし、悪いですがあなた達が嫌いなモテる女なんですよ」 とさらりと言ってのけた彼女はその通り綺麗でとても眩しく、ぼくはただ街灯が作るふたりの…

キャバクラでの話題

先日、上司とキャバクラに行った。 上司は異常独身男性を絵に描いたような人で、ぼくとは4年の付き合いになる。よくメダロットの話や、アベンジャーズの話をする。 彼はとてもいい人なんだけど、周囲から少しズレていて、だからこそぼくとはとても仲が良い。…

セックスレスの話

してない。6か月ほど。 する気が起こらないのだ。 週に一度は手をつないで街歩きに出かけるし、毎日今日あったことを話しながらご飯を食べる。 寝るときは話をしながら手をつないで寝る。 そういう気が起きないけど仲良しのつもりだった。 けど、最近「さみ…

理系女子たちのすべて

中1の秋、親の離婚を期に『自立した女性になるため手に職を』と進路を理系に定めたある少女。 刻苦勉励の甲斐あって、国公立理系学部、同理系院を経て大手化学メーカーにめでたく就職。配属先は地方の工場。やりがいはあるけれど、不規則な勤務時間、男ばか…

同窓会

肩まで出した健康的な装いで、夏色に染まった肌をした彼の妹が言う。 「○▲※?だいぶ前に治ったよそれw メンヘラなんて青春の麻疹みたいなもんでしょw」 もうそんなもの飲んでない、と彼女は続けた。 そっか…そうだよな。 むかしぼくが好きだった弱った女性は…

キャリアの勉強がんばるぞい!

こんばんは。どうもぽきおです。 今日は仕事も繁忙期をちょうど過ぎたということもあり、仕事は8時~18時の9時間労働(お昼休み1時間)で終えることができました。空が青いうちに帰れると人権を感じるね。 もうすぐ給料日ということもあり、勤務中、給与明細…

自傷行為への声かけ

真っ暗だった思春期のころ、男女問わず自傷癖がある人たちに囲まれていた。 オタクと言えども自分が大好きだったぼくには自傷癖なんてなく、理解できなかった。 自殺したい瞬間は何度もあったが、毎回歯を食いしばって踏みとどまった。 ーやるときは一発で決…

ネナベ

先日の話の後日談です。 結論から言うとその日に会ったツイッターのインフラマン、女性でした。25歳のOL。ネナベでした。 議員会館での陳情帰りということなので、田町のカレー屋さんで会う。 「あぁ?!女だったの?」 組合の話そこそこに、2時間近く互いの…

みずほ・愛

仕事でミス続きだった1年目、お酒を飲むのも、好きな音楽を聴くのも、自分を元気にする行為すらおこがましくて出来ず、「おれもうダメだー」と自己嫌悪で頭の中グルグルだったあの日々、唯一ぼくを笑顔にしてくれたのはみずほ銀行の度重なるクソデカ不祥事の…

ツイッターやめらんね

やらかしてしまい凹んでる日、お酒を飲んだり好きな音楽を聴いたり、何かして自分を元気づけるのもおこがましいくらいの自己嫌悪で、「あーもうおれはダメだー」とぐるぐる苦しんでいるとき、何かの拍子にツイッターを開く。 108キロのオタク、ダイエットを…

ぼくら淫夢世代

むかしの小説でよく見る、ふとした拍子に元軍国少年だったり、元学生運動の闘士だったりするのが分かる描写が好きなんだけど、ぼくらの世代のそれを考えると、それらに代わるのが淫夢くらいしかないと気づいてかなしくなった。 「若い頃に何か大きな諦めを経…

こういうのやめて

女性には聖女か売春婦しかいないと思ってるヤラハタだから、手作りの夕ご飯写真、でも、男に出してもらった豪華ディナー写真、でもなく、「今日の夜メシ!(東秀の半チャーハンセットの写真)」みたいな女性のツイートを見ると混乱してしまう

無理な電話

携帯を壊してしまって1週間が経った。 はじめは「ツイッターができない」や「LINEが確認できない」等、不便に思っていたけど、いざかしこまってパソコンでツイッターを開いてみると、特につぶやきたいこともなく、気づけば別に必要としない生活になっていた…

医学部の部誌

昨夜家に帰ると、ポストに妻あての小包が入っていた。月刊マガジンみたいな重みと厚さ。通販かな?と思い送り主を見ていたら嫌な言葉がそこにはあった。ぼくより30分遅れて帰ってきた妻に小包を渡す。 「これ○○大学の○○部から届いていたよ」 「あぁ、もうそ…

思い出ばなせない

6月ごろになると よく港で船を見ていた。 母には図書館で勉強してくると半分嘘をついて。 何でもない、月曜日以外の平日の昼間。図書館が開館するくらいの時間、自転車で家を出る。 江國香織、よしもとばななあたりの小説を適当に2冊くらい手に取り、カウン…

君の陰湿を見せて②

首を縮めたくなる程の寒風吹く冬なのに、オフィスは春の陽だまりのように暖かかった。先月下の階にシステム管理課が入ってからというもの、空調をつけていなくてもこんな感じだ。 無数のコンピューターの排気がその原因らしい。夏になったらどうなることやら…

きみの陰湿を見せて

渋谷駅前のスクランブル交差点んにしばらく佇んでいるだけで、私たちは定められた秩序のなかにいると自覚することができる。 信号機が切り替わると、いっせいに人が波となって動き出す。電車や車が発する騒音が聞こえない無音の世界なら、整列行進は神に操ら…

Twitterの組合員

ツイッターで労働組合関係のツイートをすると、左翼臭さが出てしまうせいだろうか。目に見えてフォロワーが減る。 しかし、惨めな思いをして組合運動に強制参加させられている手前、どうしてもツイッターで臭いネタにしたくなって呟いてしまう。 気づけば労…

ハンバート・ハンバートの日記

「むかしはメーテルそっくりでとても綺麗だった。年は取ってしまったが、僕はいまでもそう思っている。」 妻の一家と付き合って15年にもなる家庭教師による、妻の母、つまりぼくの義理母評だ。 メーテルというのは言いすぎかもしれないが、若い頃の写真を見…

死んだ照屋くんのこと

照屋くんの事故のニュースを紙面で読んだとき、初めは人違いだと思った。名前の右横にある(27)に違和感があったからだ。 「あいつが27なワケないよな、…って、おれも今年で27だったな……」 お互い会わない間に歳を取ったな、と思った。 https://twitter.com…

楽園

5年ぶりくらいに両親の故郷である奄美諸島の小さな島に帰った。目的は去年の結婚式に台風のせいで来れなかった親戚たちに、妻といっしょに挨拶をするためだ。pokita.hatenablog.com 弟はもちろん来なかった。 電照菊の栽培で有名なその島は花の島と呼ばれて…

無職の弟

弟は今年でいくつになるだろう……。たしかぼくと5歳差だったから、23歳。 同年代は大学を卒業して働き始める頃だ。 弟、彼は引きこもりのような生活を送っている。15歳、高校1年の春にして不登校からの退学からの人生ドロップアウト。以来ずっと家に引きこも…

沖縄土地バブル

ふるさとの 山に向かひて 言ふことなし ふるさとの山は ありがたきかな 石川啄木の短歌だったと思う。 故郷というのは自然ばかりが豊かな寒村で、日々都会の雑踏に揉まれ生きる帰省者の憩いの場所でなくてはならない。 このゴールデンウィーク、地元沖縄に帰…

さよなら平成インターネット

ぼくは平成2年生まれ。小中高とインターネットに恋焦がれていた。 何度か書いているが、ぼくがインターネットに自由にアクセスできるようになったのは20のとき。上京してからのことだった。 郷土沖縄で過ごした20年間、その間はパソコンはおろか携帯すら持…

死体叩き

4月に初めての異動を経験した。3年間過ごした部署から、よくわからないような現場部署への異動。2〜5月は毎月80時間くらい残業するらしい。21日時点で今月すでに80時間。死ぬ。そんな部署だから異動先としての人気は低く、また体力が重視されることもありと…