大学時代

ライブドアブログで会った人なの

トラウマ・ロリポップという、当時はまだ隙間だったジャンルでそこそこ売れたバンド、アーバンギャルド。 彼らが10年以上前に出した迷曲に「保健室であった人なの」という曲がある。特徴的なフレーズを繰り返すこの曲、「なにかネタ元があるんだろうな」とぼ…

シーサイド美術館

その曲は気だるいピアノの演奏から始まる。 筋肉少女帯を脱退して迷走に迷走を重ねていた大槻ケンヂが、特撮というバンドで発表した迷アルバム『夏盤』。その最後を飾る曲、それがシーサイド美術館。 誰も来ない、というかそもそも人すら住んでいない地方の…

北海道自慢

北海道庁の入庁試験の成績が良かったことが自慢だ。 全体で2位。 四則演算のような単純労働でひとり居残るオフィスの中、「もし、あの時に北海道庁を選んでいたら、今より良いコースが歩めてたかもしれない」と思うことが多々ある。が、その5秒後には「でも…

ねこを自称する女

青春とは、華やかで、明るい、開かれたたものだろうか。それとも、かび臭くて、陰鬱な、抑圧されたものだろうか。 むろん、様々な青春があると思う。人それぞれ、時代に応じ、いろいろな環境によって。 ただ一つ言えることは、ぼく自身のそれは後者であった…

青梅線

付き合って2年になる彼女から「話したいことがある」と言われたとき、その内容には察しが付いていた。 「実はソープで働いているの」 店舗型というのは意外だった。気難しいところがある彼女のことだから、デリヘル、よくてパパ活だと思っていた。 そうして…

むかしの友達探し

10年前に遊んだ友達を探してみようとGoogleで名前を検索。 同窓会ネットワーク番外地で育ち、FacebookはおろかLINEも大学以降の付き合いしか登録のないぼくにとって、地元の知り合いの検索が毎年末の恒例行事。空気忘年会みたいなもの。 彼は中学のころクラ…

沖縄の苗字

喜友名 諒選手が空手男子形で金メダルを獲得した。 沖縄出身者がオリンピックで金メダルを取るのは初の快挙らしい。とてもめでたい。 喜友名と書いて「きゆな」と読む。 本土(沖縄県から見た沖縄県以外の都道府県のこと)ではあまり見ない系統の苗字なので、…

佐渡の思い出

大学3年生の春、友人(いたんだ)とふたりで佐渡を旅行した。 目的は朱鷺でも金山でもなく「森ゆうこ議員の選挙区視察」。バカみたいだけど本当の話。 ふたりでよく変わったことをするのが好きだった。ぼく自身は変わったこと自体に興味があるわけではなく、…

メンヘラ特有の詩的言動

夜中、NHKの特番でウクライナ内戦特集をやってるとき、「なんで人たちは争うの!!」と急に泣き出しOD。 その晩飲んだスムージーのせいか、見たこともないようなビビットグリーンのゲロを吐く彼女。 夜、散歩の途中、幸せすぎです心配になってきた、ことを理…

変なおじさんの話

精魂尽き果て中央大学に入学したぼくは、通学のため上京した。そこから2年兄との二人暮し。 生活費の原資は、親からの月5万の仕送りと月5万の奨学金。そこから家賃だの食費だの交通費、学費を出す。手元に残るのは微々たる額だった。 一切自炊をしない、かと…

2浪生、大学一年目の春。

2浪生、大学一年目の春。人生が少し拓けたような気がして、でも、まったくそんなことないのに気づきちょっと泣く😢

mixi×ブタメンコラボ

元カノの今を見るために、久しぶりに開いたmixiのホーム。 この広告を見つけ声を出して笑ってしまった。 (元カノのmixiの更新は2014年を最後に途絶えており、そこには楽しそうに笑うふたりの写真が残っている。)

あのとき、将来のこと

数年前、サークル女先輩の内定祝い飲み会でのこと~~ 「ところで、みんなはもう就活のこと考えてるの?」 「おれは一応インターン2社受けてるよ」 「働く気ないんで、いちおう法科大学院に行こうと思ってます」 「ぽきおくんは?」 「まだそんな焦る時期じ…