文弱日記

文学とサブカルとお役所生活

トゥルーロマンス

土曜出勤から帰ってきた彼女の顔はやはり疲れていた。
これ、今日職場のみんなで撮ったの。どこに私がいるかわかる?
もちろん、この真ん中でしょ
そう。全然笑ってないよね
辞めたい、辞めたいと繰り返し彼女はそのまま寝入ってしまった。テレビには先週録画したむかし好きだった映画が流れている。
タランティーノ映画は既婚者には評価できない」
あの日のぼくの言葉が呪いのように突き刺さる。