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文弱日記

文学とサブカルとお役所生活

図解!美人の作り方

レビュー

古代エジプトにおいて、外見の良し悪しはその人の存在価値にかかわるだけでなく、来世での待遇まで決定づける重大要素で、男女とも化粧を施すのが習慣だった。
現代でもミネラルメイクの重要な材料であるコールは、古代エジプトの時代から使用され、アイシャドーやアイライナーとして活用されていたそうだ。


あの防腐加工を施した死に化粧文化(ミイラ作り)の根底にも、
この類まれなる美意識があったのかもしれない。



 このように美の探求とは文明の発生ともに、あるいはそれ以前からも、人にとっての最大のテーマの一つであった。
至高の美、あるいは永遠の美を求めて彷徨う人々を描いた神話や物語は古今東西数限りがない。


今回のブログは、昨日ネットで見つけた山田雅子女史の論文

【顔の性別判断による性差観予測の試み】


から学んだ『 美人になるための条件』について自分なりまとめ、
簡単に図解にして書いていこうと思います。
この山田女史の論文は、あまり画像が使われていないため、画像加工ソフトなどを駆使し、こちらで図解用の画像は揃えることにした。

 

こで今回資料として使うのがこの画像

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男らしい凛々しい顔つきなので、この顔を選ばせてもらいました。
あと、モデル選考に他意はありません(≧Д≦)

以下から彼を仮に"田所さん”と呼ぶことにします。

山口女史の論文を要約すると

日本人は顔で男女を見分ける顔を基準とした性別判断を行う際、

肌の色輪郭に基づいて判断を下している割合が高く、

そのため、肌の色と輪郭は性差を表すのに重要な役割を演じている


というのである。

この論文の面白いところは、

 

性差(ジェンダー観)は文化に依るところが大きく、国や地域によっては別々の男女の見分け方の基準が存在している。

 

と結論づけているところだ。
後半は前近代的なステレオタイプのジェンダー論の踏襲で、読んでいて退屈だった。


 まぁ、それはさておき本題は、
肌の色輪郭さえいじれれば、性別も逆にできるの?』
という疑問だ。

もし輪郭と肌の色が性差をあらわすのに重要な役割を演じているのであれば、たとえその他顔のパーツの素材が男であれ、それら部分を強調することにより、美女度を引き出せるはずである。
残念ながら、山田女史の論文は終始ジェンダー論を貫いており、
その目の敵である『~らしい美しさ』については否定的であまり言及されていなかった。

そこで、この論文を参考に上の田所さんの画像を使って、美女の条件を考えてみました。


 まずは
肌の色について
山田女史の論文によれば、色白肌は女性判断を促し、色黒肌は男性判断を誘う方向に働くという。肌の色は七難隠すとはまさにこのこと。それでは、田所さんの画像をいじって少し美白加工をしてみる。
  

 B e f o r e 

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A f t e r

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 う~ん、綺麗なジャイアンといったところか。これだけではまだ女性化 したとは言い難い。しかし、少し可愛くなった……(・∀・)?とも思える。

 つぎは
輪郭だ。
山田女史の論文によれば、解剖学上男性の輪郭は角張っており、女性の輪郭は丸みを帯びているという。はるな愛などのニューハーフドキュメントのワンシーン、顎やこめかみ辺りを削っている整形手術のシーンをテレビで見たことある人も多いのではないか。

美容整形の医者曰く、
『そこが、男顔を女顔に変える上での一番の重要ポイントであり、難所』らしい。それでは、ここでも田所さんの顔をいじってみよう。

【 B e f o r e

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  A  f  t  e  r  

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ファッ!?Σ(゚д゚;)
なんだこの美女は!
つぶらな瞳がセクシー……エロい!

どうだろうか、このように顔の各パーツは変わらず、肌の色と輪郭が変わるだけでもこうして男から女への性転換は可能なのだ。
これに化粧をプラスすれば、この通り
 

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いま巷で話題の野獣系女子ができちゃうのだ。これを元の田所さんと比べると違いは一目瞭然だろう。輪郭と髪型と肌の色以外の顔パーツはいじってすらいないのに、我々は右と左の顔には明らかな性差を読み取ることができる。

 

B e f o r e

 

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  A f t e r

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山口女史は論文の最後をこう締めくくっている。

我々は類似する顔の特徴からカテゴリを作り出していると言える。

その形成される顔カテゴリは、視覚的情報として日々摂取される顔の外観に依存する可能性がある、ということである。


つまり、男女の顔の性差判断というものは先天的に得られるものではなく、男女の差をより多く見て経験することによって後天的に得るものである。そこに文化や伝統の付け入る隙を与えるのだ。

我々はただ受け身で情報を得ているのではなく、能動的に情報を摂取し、「そのように見ている」面があることも否定できない。
男っぽい顔、女っぽい顔という感覚自体は、何もDNAに刻まれた本能的な感覚ではなく、生まれてからの経験則、つまりは伝統的価値観に基づくものだ、と。


 まぁ、フェミニズム論者の論文であるから、そこに落ち着くのは当然だ。しかし、私たちが知りたいのは何も普遍的な美人基準というやつではない。それが刹那的でも相対的でもいいから、とりあえず美人の基準、つまりは美人になるための方法、それが知りたいのだ。


そしてそれこそが、今回提示した
肌の白さ(美しさ)輪郭
にあるのではないか、と私は思う。



そもそも美とは繁殖行為におけるパートナーの選考基準(モテ度)のひとつでもある。肌は内蔵を映す鏡と言われており、医学上実際そうであることからも、肌の美しい(≒健康的な)人が好まれる傾向にあることは、毛色が美しいものが雌に好まれる孔雀などと同様に、それが先天的なものだと考えてもなお合理性がある。


 また、赤ちゃんを対象とした実験では、赤ちゃんは顔が左右対称(輪郭が整っている)人を好みむ傾向にある、という結果が出ている。
このことからも、男女の区別なく、輪郭が整っている人を好むという感覚を、我々が先天的に持っているとも言える。


以上のことをまとめると、美人になるためには

美肌を意識する

 

生活リズムを整え、バランスの良い食生活を意識して、

内蔵に配慮し、日焼け度目などをこまめに使う紫外線に配慮した生活を送る。

 

輪郭を左右対称に矯正する

 

噛み合わせを治し、寝るときの体勢は仰向けにするなど左右対称の動作を心がける。



の二つを実践するところにある。

特に輪郭が左右対称になれば、それと同時に女性なら丸みを帯びた、男性ならメリハリのあるものになるらしく、男らしい顔つき、女らしい顔つき、を獲得できるという特典もある。



入学式に入社式、クラス替えに配置替え。多くの新しい出会いの月である4月まであと1週間ちょっと。第一印象をよくするためにも、みなさんもこの機会にこれらのことを意識した、健康的な生活を送ってみてはいかがでしょうか?


 ってなことを今回書きたかったのではない。そんな偉そうに美について語る前に、鏡を見ろやって話だ。今回は単に、画像加工ソフトで遊んで作った作品たちの公開場所が欲しかっただけ、ブログ内容前文はそのために取ってつけた、ただの大義名分だ。
作者であるぼく自身が美について関心なんて屁程もない、ひとかどのひきこもり貧乏大学生に過ぎないのだから。



よって以下から本編、その遊びで作った画像供養です。

 

愛され系田所さん

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歌い手風田所さん

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V系女装風田所さん(MALICE MIZERmana様っぽい)

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慶応ボーイ風田所さん

 

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君はどの田所さんが好きかな(・∀・)


ここ最近はこんな感じでフォルダ中画像をいじっては、男なら女装、女なら男装などさせて遊んでおりました。その過程で、解剖学にや美に関する導入書、言い古されたジェンダー論を古本屋で買っては読んでいました。

法学以外の勉強が捗る捗る。


そんな春休み。


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ちなみにぼくはこんな感じ。

白黒加工を施すと若い頃の母そっくりで

 

カッチャマ……(郷愁)

 

ぼくは元気でやっています