夜ふかし赤ちゃん

0歳の娘が寝ない。

 

推奨入眠時刻の21時になると、毎日ちゃんと寝室に連れて行くのだが、布団に寝かせようとすると暴れ始め居間へとハイハイで逃げていく。

 

おんぶで寝かせようと背負って暗い室内を歩き回るも、上機嫌に歌?を歌ったりしていっこうに寝る気配がない。

 

抱っこ紐を使って布団に拘束する形で添い寝すると、20~60分ほど泣きわめきようやく就寝。平均入眠時刻は23時30分。

 

それなのに起きるのはメチャクチャ早くて、午前4時には目を覚ます。睡眠時間が短くてコンディションが悪いはずなのに、起きるときは寝るときと真逆でいつも笑顔。

 

笑いながら両手を叩いて起き、添い寝しているぼくと妻の顔を叩いて回る。暗闇の中、娘と目が合うと「おはよう」と言わんばかりに彼女はニッコリ笑うのだ。ぼくらは2度寝しようと試みるも、顔を叩いたり、お腹の上に乗ったりして決して眠らせてくれない。

 

0歳にして平均睡眠時間は6時間弱。昼寝もあまりしない。

 

義父に相談したところ「本人の健康面に弊害が出てないようであれば気にしなくてもいい」とのこと。「不機嫌なら入眠障害が考えられるけど、機嫌が良いなら性格の問題」と話してた。

 

笑いながら寝て泣きながら起きるぼくらとは逆で、娘は睡眠を嫌い起きていることを好く。泣き叫び寝まいと抵抗する夜の姿を見てると、「アタシは生きるのが楽しくて仕方ないよ」とでも言っているようだ。

 

友人は反出生主義の文脈で、赤子が泣きながら産まれてくる理由を説いていたが、少なくともこの子に関してはきっとあれは間違いだ。

 

将来、「何で産んだ」とか「生きることは苦しいことだ」とか言って来たら「そんなことはなかったぞ」とこのぼくを不眠にさせた日々を根拠に論破してやろうと思ってる。


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